カップルのおきて【修正中】

先生は、少し驚いた顔をした。




…いや、少しじゃない。驚いたけど、隠したんだ。私に悟られたくなかったんだ。












「『大人』になったから、来たんじゃないの??」










涙が止まらない…。何が悲しいのか、分からない…。分からないけど、涙は止まろうとしない。









「……っなんでだよっ!!??なんで振り払わねぇんだよっ!!??嫌なら…蹴るなり、殴るなり…すればいいじゃねぇか……。」












私からゆっくり離れて、私の身体を起こし、先生はソファーから離れていった。











床に腰を下ろした先生は、どっしりしているけど、なんだか小さく見えて、私が守ってやらなきゃって思った。










愛しさで、先生への愛で私の心は埋め尽くされてる。他のことなんて、どおでもいいの。ただ…先生のそばにいれるだけで幸せなんだって気付いたから…。








求めるだけが愛じゃない。だから、私は先生に捧げたい。これも愛で、私の愛のかたちなの。















私は先生を後ろから、毛布と一緒に包み込んだ。
先生のぬくもりを感じながら、寝てしまった。












先生…、先生は幸せ??