カップルのおきて【修正中】

…さよなら、先生。











私の知ってる先生は、本当にもういなかった。











『大人になったら』












先生の言葉信じてたけど、確かに何年も経ってるのに、今更こんなとこまでくるなんて、ひくよね。













でも、馬鹿だからね、ばかみたいに信じてたんだ。












新幹線に乗ってるとき、想像してた。












手には綺麗な箱に入った指輪を持って、私を待ってくれてるのかな、て…。












薬指、見て。ちゃんとあのときの、『仮』、つけてきたんだよ。今日、交換するつもりだった。














…でも、やっぱ上手くはいかないね。












私が、たくさんの人を傷つけてきた報いなのかな??付き合って、自分の寂しさを紛らわすための人たちの…。














やっぱり呪いだ。














先生がといてくれないなら、この胸の苦しみは、いったい誰がとってくれるのかな……??