天使からの贈りもの

「は……」

 ロッシュは一瞬、安堵の表情を見せたがすぐに険しい目をした。

「俺の無様な姿を笑いに来たのか?」
「! ロッシュ……?」

 仲間は彼の言葉に戸惑う。この2人の間に、何があったのかは解らないが仲違いをしている事だけは窺えた。

ベリルはそれに、苦笑いを浮かべる。

「まあ、そう言うな」

 そんなベリルの背後から、銃を構える音。

「……」

 ベリルは、持っていた銃を捨て両手を肩まで挙げて振り返る。

 アンデルセンが、銃を向けていた。

「死なない死人……」

 男がそうつぶやくと、ベリルは目を据わらせて薄笑いを返す。

「色んな名前が付いてるな私は」