いやぁ、いくらなんでもこんな近所に秘密って… お兄さんは何か考えているような表情で足元に手をかざしている 「ここだ」 「え?」 そう言うと同時に地面の石を持ち上げる 石を持ち上げたはずなのに地面に四角い切り込みが出てきた なるほど石や砂はカモフラージュか 「入れ」 「ちょっと、レディーなんですけど」 「本物のレディーなら…」 あたしの背中をドンとたたく 「そんなこといわねぇよ」