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「じゃあね。」

「うん。」

ごめんね。好きになってくれて、ありがとう。

山崎君とちょうど入れ違いに、

「優空ちゃん!」

「瀬凪。あ、あす、かも…。」

瀬凪と飛鳥が来た。

やっぱり飛鳥を見ると、挙動不審になってしまう。

「探しましたよ。
早く職員室に行かなきゃです。

こんな所に一人でどうしたんですか?」

「うん、ちょっとね。
あ、荷物持って来てくれたの?
ありがとう。じゃあ行こっか。」

「えぇ。」