嬉しくて、でもすっごく恥ずかしくて、呼び捨てになんてできない。


ごめん、嘉壱君……。


「んー、いいよ。
『嘉壱君』って仕事の人以外で呼ぶ人いないから、プライベートじゃ優空だけにそう呼んでもらう事にするよ。
優空だけの特別な俺だからね。」


ドキン


「でも、嬉しかったな。
優空にああ言ってもらえて。
2回もあんな風に言ってもらえるなんて思ってなかったよ。」


え?2回?


「どういうこと?」