ひとしきり奥まで確認してきて、ヴィクターが戻ってくる。
「この部屋にも何もなさそうだな。出口は更に奥にあるのかもしれねぇ」
彼がそう言うのだから仕方ない。
薬品保管庫を後にして、私達は更に奥へと進んだ。
…歩きながら。
「ヴィクター」
私は彼の名前を呼ぶ。
「足は…大丈夫ですか?」
「あぁ?」
彼は怪訝な顔をする。
「何で?」
「だって…さっき薬品の瓶の破片を裸足のまま踏んでいたから」
「ああ…」
彼は不敵な笑みを浮かべ、私の目の前でヒョイと足を上げて見せる。
「これでどうだ?」
…足の裏には、傷一つついてはいなかった。
「この部屋にも何もなさそうだな。出口は更に奥にあるのかもしれねぇ」
彼がそう言うのだから仕方ない。
薬品保管庫を後にして、私達は更に奥へと進んだ。
…歩きながら。
「ヴィクター」
私は彼の名前を呼ぶ。
「足は…大丈夫ですか?」
「あぁ?」
彼は怪訝な顔をする。
「何で?」
「だって…さっき薬品の瓶の破片を裸足のまま踏んでいたから」
「ああ…」
彼は不敵な笑みを浮かべ、私の目の前でヒョイと足を上げて見せる。
「これでどうだ?」
…足の裏には、傷一つついてはいなかった。


