雷鳴の夜

ヴィクターの両手から、青白い光が放たれ始めた。

それは、放電。

人造人間として体内に蓄電された電流を、両手から放電しているのだ。

「こいつは生かしておけねぇ…本来生まれるべきじゃなかった命…断罪しなきゃならねぇ」

ふと。

ヴィクターの表情が愁いを帯びた。

「だから俺自らが助手の手を借りて人造人間になったんだ…てめぇの生み出した出来の悪い息子達の後始末をつける為にな…」

「え…」

私はその言葉の意味を模索する。

まさか…まさか…。

「ヴィクター…貴方の正体は…」