雷鳴の夜

「記憶は正しかった…」

呟きながら、ヴィクターは手際よく機器のスイッチやレバーを操作する。

彼は記憶が回復したような事を言っていた。

ならば、ヴィクターは過去にこの機器を扱った事があるのかもしれない。

「ヴィクター、その機械は?」

私が問いかけると、彼は中央の椅子に座りながら答えた。

「さっき話した『フランケンシュタインの怪物』だが…奴は何によって起動したか知ってるか?」

「……」

確かヴィクター・フランケンシュタインは、電流…落雷によって、人造人間フランケンシュタインを覚醒させたと記されていた筈だ。

「まさか…」

私はハッとする。

「まさかこの機械は…」