雷鳴の夜

転がり込むように部屋に入る私とヴィクター。

扉を閉め、部屋の中にあった机や椅子、棚などを扉の前に置いてバリケードを作る。

これですぐには入ってこられない筈だ。

…その上で、私は室内をペンライトで照らした。

暗がりの中に、何かがボンヤリと浮かび上がる。

大きい。

部屋の半分を占めるほどの大きさの…特殊な機器だった。

計器やレバー、ボタン、モニターが備え付けられた、一見すると何に使用するのか理解できない機械。

ただ、その機械の中央あたりに椅子があり、椅子の背もたれ部分には電極のようなものがあった。

椅子に座ると、ちょうど背中に突き刺さるような形になる電極…。