俺を見上げる潤んだ目が、ひたすら瞬きを繰り返している。
ってか、いつものケバい化粧はどうしたんだよ。
これじゃ、すっぴんに近いじゃねぇか。
お前のすっぴんは、俺だけが知ってる筈だったのに……
「ちゃんと化粧しとけよ」
俺のぼやきを、違う意味で捉えたのか、一瞬でその瞳に悲しみの色が浮かんだ。
「………ゴメン。こんな顔、嫌いだよね…?
怜二には、やっぱりメイクもちゃんとした大人の女の人が似合うよね……」
だぁぁぁ!!
「違う!そんな意味じゃねぇし!」
驚いたように見開かれた目。
キャラじゃねぇし、頼むから、その理由まで俺に言わせようとすんなよ……?
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