おおかた予想はついていたけど、やっぱり少し動揺してしまう自分が居た。
離そうとすればするほど、なにかとアイツとの間に接点が出来てしまう気がする。
この弁当箱だって、アイツに返すのが正当だろう。
なんでこんなもん受け取っちまったんだ……
しかも美味しく完食してしまった。
予想は出来てた筈なのに、俺って馬鹿か……?
あの男は別に洗って返せとは言わなかったけど、もしかしたら、これも計算済みだったのかもしれない。
このまま捨ててしまう事だって可能だ。
が、結構、義理堅い俺。
人の好意を仇で返すのも気が引ける。
仕方ない。
今度こっそり机の中にでも入れとくか。
幸い、こっちの名前はバレてないしな。
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