「あっちぃ……」 再び目を開けたのは、うだるような暑さを感じてからだった。 ケータイの画面には、12時37分の文字。 そりゃ暑いはずだわ…… 木立のすき間から、サンサンと日差しが照り付けていて、体のあちこちが熱く火照っている。 ケータイには、悠紀からの着信履歴が3件も残っていた。 にしても…… 「腹、減った……」 むくりと体を起こすと、さっきの弁当箱が目に付いて、のっていた名刺を払いのけるようにそれを手にとった。 `