ギャップ的恋愛論






気持ちいいっ!






火照った頬を冷えた缶ジュースで冷やしていると、向井君も自販機のボタンを押した。






そして腰を屈めて取り出しながら、遠慮がちに呟いた。






「あのさ、一つ聞いていい?」






「ん?」






どうせなら、両頬を冷やそうと、朋歌と裕子のお茶で、自分の顔を挟み込む。






「ここに、彼氏が来てるって、ホント?」






………あっ…、その話ですか……








「違う違う。あの人達は家族みたいなもんだから。弁当届けるついでに、試合見てただけ」






っていうか、噂広まり過ぎだし。
しばらく、好奇な視線に晒されそうかも……







「……はぁ…」






なんか憂鬱……






あたしのため息を違う意味でとったのか、慌てた様子で向井君は弁明を始めた。






「いや、俺は信じてなかったよ。
だいいち、俺達まだ付き合ってるわけじゃないし。二股とかありえねぇし」







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