午前中はあった木陰もなくなり、しばらく日の当たる場所で観戦してたけど、さすがに喉がカラカラに渇いてくる。
持ってきたスポーツドリンクは、とうに無くなっていた。
「飲み物、買ってこよっかな……」
何気に呟いた言葉に、周りがこぞって右手を差し出した。
見ると、各々小銭をのせている。
「あたし、お茶!」
「スポーツドリンク!」
「炭酸のやつ!」
って、あたし、パシリですか〜?
「試合で役に立たないぶん、サポートで役に立ってもらわなきゃ、ね?」
そう言って、無理矢理あたしの背中を押す朋歌。
渡してきたお金も、小銭がちょうど無いからって、50円玉一つ。
言う事も、やる事も、アンタは鬼だ〜〜!!!
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