拍子抜けをしたと一緒に、顔をしかめて振り返るあたしを、颯くんは苦笑いを浮かべて見つめ返している。
「まあ正確に言うと、将来有望そうな少年を見つけたとかで。
んで、今のうちに予約しとくって言って、俺に乙葉ちゃん見つけ押し付けて行っちゃった」
「……それって、ウチの生徒?」
「じゃないかな?なぜか制服のまま駐車場の近くに座ってたけど……」
「ありえねぇ……」
弁当届けに来たついでにスカウトとか、マジありえねぇ。
しかも生徒かよっ!
凌ちゃんってば、どういうつもりなのよっ!
「もう少ししたら来るんじゃない?
そういえば、乙葉ちゃんは試合はないの?」
「………ん??」
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