朝から牛丼、しかも若干二日酔い気味。
これで体調崩さない奴が居たら見てみてぇ……
「なにしてんの?早く行かなきゃ間に合わないよ?」
すでに玄関でスタンバってる悠紀の声が聞こえるけど、動きたくない俺はソファーにうなだれたまま。
行きたくない上に、体調不良じゃさらに行く気なんか起きねぇよ……
そのうち、やれやれって顔した悠紀が無理矢理腕を引っ張りに来た。
「早く行くぞ!俺バスケのエースなんだから、遅れるわけにはいかねぇんだよ!」
知るか、お前の事情なんか……
ますますハイテンションの悠紀を横目で睨みながら、渋々重たい体を持ち上げた。
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