その時、タイミングよく祐子から返事がきた。 [今何処にいるの? 自習になっちゃってさ、梓と暇してるんだけど……] 微塵もさっきの事を攻める様子のないメールに、朋歌と目を見合わせて笑った。 「祐子も乙葉と面と向かって話したいんじゃない?」 「そうなのかな。じゃあここに来るよう、メールしてみるね」 `