咄嗟に去ろうとしてる目の前のエプロンを掴む俺。 「ちょっ!待てっ!」 この行動に、正直自分でも面食らってる。 「何だよ?休憩ぐらい一人でしろよ」 「いや、そんなんじゃなくて……」 ってか、俺は一体何が言いたいんだ……? なんで悠紀を必死になって止めてんだ……? 意味わかんねぇ。 混乱しながらも、掴んだエプロンから決して手を離さない俺が居た。 `