周りを見渡して先に休憩に向かった悠紀の後を追おうとした時、3人連れの客が入店くるのが見えた。 あいにく、手が空いてそうなのは俺だけ。 仕方ねぇな…… というわけで、真面目な勤労少年である俺が案内に向かおうと歩きかけた時、その方向から聞き覚えのある声がして、目を凝らした。 …………ん? あれは同じクラスの森永じゃねぇか……? 一緒に居るのは、姉ちゃんか……? よく似ている2人を眺めていると、もう1人の顔も見えて思わず足を止めた。 ………なっ…!? ………呉林……乙葉? `