今日もまた女性客の熱い視線をビシバシ感じながら、ホールの中を優雅に歩く。 『怜くん、素敵!』 『今日こそ写メ撮っちゃおうよ』 周りから聞こえるコソコソ話になってない会話。 許可無しで向けられたケータイにニッコリ微笑むと、途端に周りから悲鳴にも似た叫び声が上がった。 これでも今はバイト中の俺。 普段より愛想10倍増し。 `