もう、終わり……? とろんとなる目を必死にこじ開けたあたしが見たものは、色っぽい目つきをした怜二の顔で。 …………これが、あのキモダサ野郎の正体…? あたし、この人とキスしたの……? 急に恥ずかしくなって、顔がまともに見れない。 「フッ…、今さら照れるなよ…」 そんな事言われたって… 横を向いたあたしの顔は、ありえないくらい赤いと思う。 `