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『じゃ、ご馳走さまでした』


…と、イタリアンでの夕飯を終え、店を出た3人…

そぅ、言いながら…響子に頭を下げた柚葉…


「あら、いぃのよ…。
また、お食事…しましょうね…。
奏、タクシー…捕まえてくれる」


そぅ、にこやかな笑みを浮かべる響子は、奏にそぅ、言った…

柚葉は、奏がタクシーを呼んでいる間に、響子に…先程、キーケースから抜いて置いた…諒のマンションの鍵を差し出した…

響子は、その鍵が…何なのか分かったのか、少し驚きながら…柚葉を見つめる…


『あの、すいません…長い間、本当はもっと…早くお返ししなければならなかったのに…』


そぅ、わざと…響子の視線から逃れるよぅに…目線を落とし、微かに震える声で、そぅ…言っていた…


「柚葉ちゃん…」


響子は、柚葉の差し出した手の上から、自分の手を重ねた…


その、行動に、顔を上げた柚葉…


「コレは…、貴方が持ってて…」


『……っ』


一瞬…、意味が分からず…両目を見開いて見せた柚葉…


「大丈夫…、諒は…戻って来るから…信じてね…」


その言葉に…