ギブス

不本意だったが…、奏のその言葉が、嬉しかった…


甘えてしまぃそぅな…自分に、腹立たしくなった…

…が、諒との繋がりを…奪われるくらいなら…何にすがりついても…失いたくなんかなかった…



「じゃ、放課後に…」


…と、笑顔を向け…、廊下を歩いて行く奏を見送りながら…、


『…はぃ…』
【…奏さんは…、

どぅして…、あたしなんかを…‐好き‐…だ…と、言ってくれたんだろ…っ



奏さんは…、

あたしが7年前の5月に…、先生に初めて逢った時の姿形に似すぎてる…

先生の実の弟なのだから…、当たり前なんだけど…


でも…、顔立ちは似ていても…、全く違う…



あたしは…、あの人の…あの瞳に、捕らえられたの…



違いすぎる…と、分かっていて…

断れなぃのは…、何でなの…っ】