ギブス

『……っ』


両の瞼を…、ゆっくり…と開けた柚葉…

諒の金色に近い瞳を見上げながら…


『あたしは…、やっぱり…
先生のコトが…、…好きなの…っ』


「……っ」


『例え…、あたしを殺す為に…近づいた…としても…
最初から…、あたしの血だけ…の目的だった…としても…
ソレでも……いぃ……』


そぅ…、言うなり…

再び、瞼を閉じた柚葉…


諒は、瞼を閉じた柚葉の首筋に、唇を近づけ…その白い首筋に牙を立てよぅとした…


「……っ」


…が、その瞬間…

諒の脳裏に浮かんだ…人…