ギブス

『…手が…指先が冷たい人って、心が暖かいんですよね…っ』


そぅ、諒に微笑んで見せながら言った…

諒は、柚葉の頬から、すぐ様…その手を離し…


「少し…、熱っぽぃな…
ゆっくり…休みなさぃ…」


…と、柚葉の身体をベッドに寝かせ…、柚葉の額に手を置きながら言った…


『…先生っ…』


「後で…、体温計…持って来るから…
…て、あったかな…っ
とにかく、寝ていた方がいぃ…」


そぅ、自分のコトを…まっすぐに見つめている柚葉の瞳から、視線を反らしながら言った…

その、諒の反応に…、柚葉の心は一瞬にして…不安に襲われた…


『……っ』


不安気な瞳を向ける柚葉に…


「あんまり…、心配ばかりさせるな…
君に…、何かあったら…ソレだけで…自分が自分ではいられなくなる…
ずっと…、片時も側にいて…他のヤツの目に映らないよぅに…、隠してしまぃたくなるから…
コレ以上…、不安にさせるな…っ」


『……っ』
【…先生…っ。ソレは…っ】


その、諒の言葉に、柚葉の、その瞳から涙が溢れ出しそぅになった…