ギブス

少し、照れ笑い…を浮かべながら…諒の方に視線を向けた柚葉…

…が、すぐ様、シワだらけになっている制服に視線を落とした…


「…夏バテかな…っ」


…と、柚葉の額や頬に触れながら言った諒…

その、指先が触れた瞬間…に、胸の鼓動が…早まった…


『…っあ…、』


その、指先の冷ややかさに…反比例するかのよぅに…柚葉の頬が熱を帯びた…


「どぅかした…っ」


そぅ…、耳元に届いた優し気な声に…、柚葉は、慌てて首を左右に振り…自分の頬に触れた諒の手の上から柚葉は、手を重ねた…


『冷たくて…気持ちいぃ…』


「……っ」


その、柚葉の一言…に、諒の表情が一瞬、歪んだ…