一瞬…に、して…

冷や汗が吹き出しそぅになった…


『……っ』
【昨日…、確か…先生の自宅近く…の公園で起きた…殺人事件の事情を聞き…に、来ていた刑事サン…っ


詳しく…は、分からないし…

先生も…、口には出さなかった…


その、刑事サンが…あたしにナニを…っ】


その、少しずつ…色素が失われていく柚葉の表情に…


「…っあ、そんな警戒…しなぃでくださいっ
昨日、神城さんからの話を聞いていなかったモノで…」


…と、微か…に、苦笑いを浮かべた…その刑事・松本 祐也…

…が、祐也がそぅ言っても、柚葉の猜疑心に滲んだ表情は薄れない…ままだった…