その…、辺りを切り裂くよぅな…チャイムの音…


『…先生…っ』
【…誰だろぅ…っ

こんな時間に…っ】


諒の方を見上げる柚葉…


時計は、既に20時を回っており…、こんな時間に訪れる客など、見当もつかない…


「……っ」


柚葉は、瞬時に…何かよくないい予感が脳裏を掠めた…

その、不安気な柚葉の表情に…


「…大丈夫だよ…」


…と、笑いかけた諒…


「…はぃ…」


そぅ…、チャイムに受け答えた諒…