ギブス

『…あたしは…、
あたしには…、先生しか…いなぃのに…っ』


その、言葉が…

何を…意味するか…


『…初めて…、逢った…あの日から…
あたしには…、先生しか見えていなぃのに…っ』


「…柚葉…っ」


『…大好きなのに…っ
何で…、どぅして…あたしじゃ…っ』


そぅ…、言いかけた柚葉の腕を引き寄せ…抱き寄せた…


その、小さな身体を抱き寄せ…

その、耳元に…


「俺も…、君しか…見えない…っ」


そぅ…、耳元に…届いた言葉…

その、声に…顔を上げた柚葉…

その瞳が…、微かに揺らめいた…



『…先生…っ、ホントに…っ』


そぅ、問いかけた柚葉に…

諒は、返事の代わりに…柚葉の唇を塞いだ…

瞼を閉じ…、口づけを交わした2人…


『…先生…っ』


「……っ」


そして…

その耳元に囁かれた言葉…


‐…俺も…、君のコトが好きだょ…‐


『………』


その、言葉に…、涙が溢れた…