ギブス

『…ゃだ…っ
お兄ちゃん…、どいてょ…』


両腕に力を込め…、裕隆の身体を押しのけよぅ…と、しても叶わない…


恐怖心の余り…、柚葉の瞳に涙が浮かんだ…


「………」


裕隆は、柚葉の顎先を自分の方に引き寄せ…

柚葉の唇を塞いだ…


『…っん…っ』
【…っヤだ…っ


助けて…っ…先生…っ】



裕隆は、柚葉の制服のリボンを解き…、ブラウスのボタンを外していく…

露わになった…白い胸元に…、触れ…

胸元に…唇を這わせる…


『…ッヤ…っ
ぃやー……っ』
【…止めて…っ


誰も…、あの人が触れた身体に…触らないで…っ】


恐怖心の余り…、強く閉じた瞼…

その、瞼の裏に焼き付いて、離れない人…


『…っせ…っ 先生っ
助けてー…っ』



その、次の瞬間…、けたたましく開いた教室のドア…