ギブス

「…やっぱり…」


『……っ』
【どぅしよう…


いつから…っ

紗理奈は気づいていたの…っ


みんな…、気づいているの…っ】


…と、不安気な表情を浮かべたまま…

泣き出しそぅな…瞳をしている柚葉に…


「大丈夫だょ…
誰にも…言わない…
みんな、気づいてなんかいなぃみたぃだし…
ね、何があったのか…話して…」


そぅ…、柚葉の顔を覗き込みながら言った紗理奈に…

柚葉は、力なく頷き返した…


『…好き…なの…っ
でも…、振られちゃったょ…っ』


そぅ…、言いながら…泣き出した柚葉…


紗理奈は、柚葉の身体を抱き寄せ…、優しく柚葉の髪を撫でつける…


「…そっか…、辛かったね…っ
でもね…
あたし、5限の授業、自習になっちゃったじゃないっ」


紗理奈は、柚葉の耳元に近づきながら…続ける…