気がついたら病院の薄暗い待合ロビーにいて、いつの間にかお父さんとお母さんもいた。お父さんは会社から直行したのか、スーツ姿だった。
琉璃が隣に座っていた。右手には包帯が巻かれていた。
瑞穂の姿はなかった。聞きたかったけど、そんな雰囲気じゃなかった。
会話のないまま、時間だけが過ぎていった。
30分くらいしてから、瑞穂が看護師とともに待合ロビーの奥からやってきた。左目に眼帯をしていた。
「2針縫いました。目には問題ありませんが傷痕は残ると思います。もう少しズレていたら失明してたかもしれません。」
いつの間にそんな怪我をしていたの?はっきり覚えていない。
看護師は治療費の説明をして、姿を消した。もう病院がやっている時間ではないんだ。
「良かったな、失明しなくて。」
お父さんは瑞穂の頭を撫でた。一番安心してるのは瑞穂じゃなくて親かもしれない。
「麻酔なしで縫われたよ。いや~痛かったなぁ。」
いつもの瑞穂だ。
琉璃が隣に座っていた。右手には包帯が巻かれていた。
瑞穂の姿はなかった。聞きたかったけど、そんな雰囲気じゃなかった。
会話のないまま、時間だけが過ぎていった。
30分くらいしてから、瑞穂が看護師とともに待合ロビーの奥からやってきた。左目に眼帯をしていた。
「2針縫いました。目には問題ありませんが傷痕は残ると思います。もう少しズレていたら失明してたかもしれません。」
いつの間にそんな怪我をしていたの?はっきり覚えていない。
看護師は治療費の説明をして、姿を消した。もう病院がやっている時間ではないんだ。
「良かったな、失明しなくて。」
お父さんは瑞穂の頭を撫でた。一番安心してるのは瑞穂じゃなくて親かもしれない。
「麻酔なしで縫われたよ。いや~痛かったなぁ。」
いつもの瑞穂だ。
