一度、家に帰ってから出直した。
相良君の家は別の町内会だけど、わりと近かった。
瑞穂がチャイムを鳴らす。
「はい。」
叔母さんだろうか。女の人の声。
「あの、龍神です。紘貴君のクラスメートです。」
瑞穂がそこまで言って、ちょっと待ってて下さいと言われた。
玄関が開き、出て来たのはお通夜の時にもいた叔母さんだった。
『こんにちは。』
私達は同時に頭を下げた。
「紘貴君の様子はどうですか?」
琉璃が聞く。叔母さんは困ったような表情を見せた。
「ほとんど部屋から出て来ないの。ご飯もあんまり食べてくれなくて。」
相当なショックなんだろう。相良君の気持ちを考えただけで泣きそうになる。
「紘貴に会えますか?」
「でも…閉じこもったままだし。」
「構いません。少しだけ、会わせて下さい。」
瑞穂は強いと思った。紘貴君が引きこもっていると聞いて、どうしたらいいかわかんなくなってたから…。
相良君の家は別の町内会だけど、わりと近かった。
瑞穂がチャイムを鳴らす。
「はい。」
叔母さんだろうか。女の人の声。
「あの、龍神です。紘貴君のクラスメートです。」
瑞穂がそこまで言って、ちょっと待ってて下さいと言われた。
玄関が開き、出て来たのはお通夜の時にもいた叔母さんだった。
『こんにちは。』
私達は同時に頭を下げた。
「紘貴君の様子はどうですか?」
琉璃が聞く。叔母さんは困ったような表情を見せた。
「ほとんど部屋から出て来ないの。ご飯もあんまり食べてくれなくて。」
相当なショックなんだろう。相良君の気持ちを考えただけで泣きそうになる。
「紘貴に会えますか?」
「でも…閉じこもったままだし。」
「構いません。少しだけ、会わせて下さい。」
瑞穂は強いと思った。紘貴君が引きこもっていると聞いて、どうしたらいいかわかんなくなってたから…。
