僕の姫~ちっぽけな勇気~

「ねぇ、教科書運んだ?」


「うん、運んだよ♪」


知世ちゃんが笑顔で言う。


「ごめんね?

僕、余計なことしちゃって…。」


「うん。本当に余計なことだったよ。

でも…うれしかった。

とものことを考えてしてくれたことだから。

…あっ、蚊。」


知世ちゃんは僕の手についていた蚊をはたいた。


「ありがと。」


僕たちの家に着き、門灯の前に立ち止まる。


僕は門灯の明かりで自分の手を見て刺されてないかを見る。


なんとか大丈夫そうかな。


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