僕の姫～ちっぽけな勇気～

それにしても…


キャミソールに短いズボン。


知世ちゃんのさっきの服装がこれ。


暑いからってそんな無防備な格好はやめてよね…。


そう思いながらため息をつく。


僕の気持ちなんて全く気づいてない証拠…かな。


わかっていても悲しくなる。



ガチャ―


僕の部屋のドアが静かにゆっくりと開いた。


なぜかまた僕の部屋に帰ってきた知世ちゃん。


さっきの元気の欠片さえ見られない。