僕の姫~ちっぽけな勇気~

まぁ机も楽だよね。


…僕も掃除しよっかな。


後ろから机をひこうと僕は教室の後ろに行く。


すると、僕の目に写ったのは、なかなか開かない掃除箱と戦っている知世ちゃんの姿。


助けたほうがいいのかな…?


僕はそう思いながらも、机をひきだした。


1つ机をひいても、まだ知世ちゃんは開けることが出来ていない。


やっぱり助ける…べきだよね。


赤の他人でもクラスメイトだし…


僕は知世ちゃんを助けようと掃除箱に近づいていく。


ガタガタッ…


掃除箱全体が揺れる。


その揺れで掃除箱の上にあるバケツも揺れて不安定だ。


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