僕の姫~ちっぽけな勇気~

僕は掃除担当表で自分の担当を見る。


「机」

…そう書いてあった。


みんな教科書結構持って帰ってるはずだし、軽いだろうなぁ♪


「入江くん!ともの担当何?」


心の中で喜んでいると、知世ちゃんが聞いてきた。


赤の他人という設定だから、もちろん名字で呼びあう。


「岸川さんは…」


えっと…


「ほうき。」


僕は担当表を見て読み上げる。


ほうきの知世ちゃんをうらやましく思った。


だってほうき楽だし…。


「ありがと♪」


知世ちゃんがほうきを取りに教室の後ろにある掃除箱に行った。


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