僕の姫~ちっぽけな勇気~

「あれ?光輝照れてる?」


「照れてない!!…ほら、バス来たよ!」



僕はタイミングよく来たバスに感謝しつつ、深呼吸をして気持ちを落ち着かせた。


それから他愛もない話をしてバスを降り、別々に学校に行った。


「入江!おはよっ!体育館行こうぜ!!」


「あぁ。」


1時間目から始業式で体育館集合になっている。


僕は自分の席に鞄を置いて、すぐに大西くんと教室を出る。


学校の僕とは正反対の性格の友達、大西くん。


大西くんは面白いから一緒にいて楽しい。


まあ、学校の僕の性格上あんまり笑わないけど…。


.