僕の姫~ちっぽけな勇気~

「確かに浮いちゃうかもね。

じゃあ、本当の光輝知ってるのってともだけなんだ!」


1人、納得している知世ちゃん。


本当の僕を知ってる女の子なんて、知世ちゃんだけでいい。


…なんて思ってしまう僕は、まだ全力で知世ちゃんが好きなんだなって思う。


「ともは本当の光輝のほうが好きだよ♪」


ドキッ…


僕は知世ちゃんの笑顔と言葉に、不覚にもやられてしまった。


学校の僕より、本当の僕のほうがいいっていうだけで…っ!!


幼なじみとしてなだけで深い意味はなくて…っ!!


僕、落ち着け…!


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