僕の姫~ちっぽけな勇気~

「知世ちゃん…」


「光輝…」


終業式の日、僕が帰り道で知世ちゃんを見つけた河原にいた。


僕は知世ちゃんの隣に座る。


「黙っててごめん。」


「ううん。

でも…光輝はやっぱりあたしから離れたいんだね…」


違うよ?


確かに前はそうだった。


でも…大学は違うから…。


「中学の時に知世ちゃんに『兄貴を好き?』って聞いたの覚えてる?」


知世ちゃんはうなずく。


「僕…あの時に知世ちゃんが本当に兄貴を好きなんだって思った。

今もずっとそう思ってる。」


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