僕の姫~ちっぽけな勇気~

高田さん…


目に涙を溜める高田さんに、僕はタオルを渡した。


「ありがと…。

入江くん、気にしないで?

入江くんよりもあたしのほうが、みんなの足を引っ張っちゃってるんだから…。」


僕たちが今感じてることは同じだと思う。


悔しい…。


僕たち、3年にとって最後のコンクール。


金賞で最後は終わりたいって絶対思ってるはずなのに…。


悔しいよ…!


自分の弱さに負けた自分が情けなくて…悔しい。


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