「はぁっ
強引」

そう思いながらも


「彩と
仲直りすることが
先か」


そう呟きながら
階段を降りていく…―
その後ろで
怪しく
笑う心

『タノシミダネ』


そんな
心の呟きを
もちろん麗奈には
聞こえていなかった