ショートカットの彼女は近くの神社、封魔壁(ふうまへき)の孫娘、東城 清花(とうじょう さやか)である。
清花は筆箱やたかがプリント一枚でも忘れたらちゃんと学校に取りに来るほど真面目である。
そして帰ろうとしたときに男の集団に絡まれたのだ。
「いいじゃ~ん、俺達と楽しいことしようぜ~」
男の一人が清花に手を出そうとしたその時、清花は相手の腕を掴み背を向けて相手の懐に潜り込んだ。
「なっ………」
「うりゃ~……」
ドスッ!!
男は見事な一本背負いで地面に叩きつけられた。
「あっ……やっちゃった……」
「このあま~大人しくしてりゃ優しくしてやったのによ~」
そう言うと男はバタフライナイフを取り出し襲いかかった。