恋・したい

柚季の唇は温かくてやわらかくて優しかった。それに…
ちょっぴりいやらしかった。

『んっ…』

唇を離し

【ごめん…抑えきれなくて】

少し息があがって真っ赤になった私の頬にキスをして

【可愛かったよ。おやすみ】


パタ…ン

玄関から静かに出てっちゃった。おやすみって言えばよかったな…
キス、しちゃった
柚季と
何回も
し・か・も
大人なキスまで!
恥ずかしくなってクッションに顔を埋めて叫んだ。

『はぁ…はぁ…』

落ち着かなきゃ、冷静に…

深呼吸をしようと息をおもいっきり吸い込んだら玄関のベルが鳴って思わずむせる。
誰だろ?由宇かな?柚季忘れ物でもしたのかしら…
ゆっくりドアを開けたら柚葉ちゃんの姿が。

「先生、ダメですよ。確認してから開けなくちゃ」
『え?そうね…ってどうして?』
「お邪魔しま~す」

返事もせずに部屋に入る柚葉ちゃんが少し怖かった。