「ごめん、ゆき…そこで聞いて」 普段ならもっと、うるさいくらいに元気な朔良のこと。 少し心配だ。 「わかった」 コンビニのビニール袋を地面に置いて、俺はその場にあぐらをかいて座った。 「ゆき、聞こえるー?」 「聞こえるよ」 それを皮切りに空間が停止した。