学園祭が終わった次の日。
みんな1番気力や体力を注いでいたものが終わり気が抜けたのか、どこか静かで、ボーッとした空気が教室に漂っている。





そしてそんな空気が伝染したかのように、先生もどこか眠たそうに授業を進めていた。



その時、








キーンコーン、カーンコーン・・・



「んじゃあ今日はここまで―。挨拶はいいから。」





そういって欠伸を漏らしながら、先生は出ていった。







「んん―っ。お昼だぁ♪
・・・って、え?」



伸びをしながらこちらへ来て、何故か私の顔を見て驚く美夏。





『・・・え、何?』



そう言って首を傾げると、美夏はいまだに驚きながら、





「はるかが昼休みに教室にいる・・・」



と驚いたように呟いた。