君のとなり―昼休みの屋上で―


気怠そうな歩き方。
冷たい目・・・。




屋上で裕といる時はすごく安心するのに、なぜか・・・なぜか、舞台に立っている、あの目をした裕を見ると、緊張してしまう私がいる。





「さぁ!では神崎さんに告白する方々に登場していただきましょう!どうぞ―!!」



その声で、舞台袖から5人の女の子が出てきた。


どちらかというと、「派手」とか「目立つ」とかいう分類に入るであろう子たちばかりだ。





まぁ、無理もないだろう。
だって裕のあの目を見れば、「おとなしい」分類の子たちは、恐くて近寄れないだろうから。





「それでは、1人目の方から順番にどうぞ―!!」








彼女たちが告白している間、私は裕から目が離せなかった。



数メートル先の場所に立っている裕。
冷たくて、恐くて、目を逸らしたいはずなのに、何故か目が・・・心が、裕から動いてくれなかった。





そのうちに、5人の告白は終わっていた。



「では神崎さん、答えをどうぞ―!!」



そう会場に声を響かせ、司会者は裕にマイクを渡した。