『まぁね♪』



美夏の質問に対する答えもそこそこに、



『行ってきます!』



と、私は廊下へ飛び出した。



「はるかってさ、昼休みになるといっつもどっか行くよね・・・みんな、どこに行ってるのか知らない???」



美夏が投げかけた質問に、ほかの子達は首を振るばかり。



当たり前じゃん?そんなの。
だって誰にも教えてないんだもん。



あの場所を知っているのは2人だけで十分なんだ。



私と・・・



・・・
あいつだけで。