『なんであんたに・・・っ!』



振り返った私が見たのは―――



ニヤッと笑いながら鍵を細い指にかけ、くるくると回している裕の姿だった・・・・・





―――そしてまぬけな私は、裕に合鍵を作ることになり、屋上は『私の場所』から、『私と裕の場所』になった・・・。